(第27回JTF翻訳祭ミニ講演会の資料から)
ドイツ語特許翻訳の参考書がほとんどないため、学習法の1つとして、英訳されたWO特許とドイツ語オリジナルとを比較する方法もあるでしょう。
その場合、誤訳が含まれているという可能性を忘れずに、注意しながら読むことが大切です。
ミニ講演会のスライドから、WO2016/005282A1 を引用して説明した部分を示します。
ここでは、塩化ロジウム三水和物(RhCl3・3H2O)を「エタノール性KOH中で」トリフェニルホスフィンと反応させて目的の錯体に変換しています。
しかし、英訳では、「エタノール性KOHに」変換することになっています。
日本語訳を読むだけでも、化学的におかしいことは明白です。
ドイツ語原文の下線部、in ethanolischer KOH では、前置詞 in の次に3格名詞が置かれています。
in ethanolischer Kalilauge 又は in ethanolischer KOH Lösung と考えると、形容詞 ethanolisch の語尾変化から、女性名詞単数3格であると理解しやすいでしょう。
前置詞 in + 3格名詞 では、反応が行われる場所を表し、「エタノール性KOH中で」となります。
そのため、正しい英訳は in ethanolic KOH です。
ドイツ語の動詞 umsetzen (この場合は分離動詞のため辞書では um|setzen と表記)は、
「物4格 in 物4格 umsetzen」の構文で、「物4格を物4格に変換する」という意味になります。
前置詞 in を見て、その後の名詞の格を確認せずに、convert to と英訳したのかもしれません。
また、ドイツ語特許翻訳者が足りない現状から、英訳ができてから和訳することもあります。
そのとき、英日特許翻訳者がドイツ語の基礎文法の知識を持っていれば、誤訳などの疑問点がある場合に、ドイツ語オリジナルで確認して、クライアントにフィードバックできるでしょう。
2017年12月29日金曜日
2017年12月9日土曜日
2017年11月18日土曜日
ミニ講演会でお話できそうになりことは、ブログに掲載します。
11月29日の翻訳祭(主催:日本翻訳連盟)でのミニ講演会は10分しか持ち時間がないので、お話したい内容の1/5ぐらいしか余裕がなさそうです。
お話したい内容は沢山ありますので、翻訳祭が終了した後、このブログに残りをお書きします。
よろしくお願いします。
お話したい内容は沢山ありますので、翻訳祭が終了した後、このブログに残りをお書きします。
よろしくお願いします。
2017年10月31日火曜日
初のドイツ語の知的財産翻訳検定試験が実施されたが
受験なさった方々、いかがだったでしょうか。
ドイツ語の試験は、今回初めてですので過去問題がなかった状態で受験されたと思います。大変だったと思います。英語と違って、分野もなしだったようですね。
一般的な明細書の翻訳が出題されたと聞いております。
とにかくお疲れ様でした。
ドイツ語の試験は、今回初めてですので過去問題がなかった状態で受験されたと思います。大変だったと思います。英語と違って、分野もなしだったようですね。
一般的な明細書の翻訳が出題されたと聞いております。
とにかくお疲れ様でした。
2017年10月29日日曜日
第25回知的財産翻訳検定試験実施日
本日(10月29日)は、第25回知的財産翻訳検定試験実施日ですね。今回は、初のドイツ語の試験が追加されています。受験される方は頑張ってください! 幸運をお祈りします!
2017年10月24日火曜日
トライアル翻訳お受けします
正式にご依頼になる前に、トライアルをご依頼下さい。500ワードまでは、無料でお引き受けさせていただきます。
お問い合わせ先:info(at)mktrans.biz <= (at)を@に代えて送信下さい。
担当:梶木
なお17:30以降にお問い合わせ頂いた場合、翌日のご返答になります。ご了承下さい。
お問い合わせ先:info(at)mktrans.biz <= (at)を@に代えて送信下さい。
担当:梶木
なお17:30以降にお問い合わせ頂いた場合、翌日のご返答になります。ご了承下さい。
ドイツ語の翻訳に関する本「ドイツ語翻訳教室」
ドイツ語の翻訳に関する本は希少だと以前書き込みましたが、少なくとも数冊は出版されているようです。そのうちの1冊を事務所の棚から見つけました(購入したのを忘れていました)。オンライン書店の記録によれば、僕は、この本を2009年4月12日に購入したようです。
ドイツ語翻訳教室 単行本 – 1996/4
深田 甫 (著)
出版社: 白水社 (1996/04)
言語: 日本語
ISBN-10: 4560004641
ISBN-13: 978-4560004647
発売日: 1996/04
最初の方に、翻訳についてのオリエンテーションというところに、翻訳家になる方法、翻訳のための参考書のリストが掲載されています。翻訳を目指す方は、是非一読いただければと思います。
ドイツ語翻訳教室 単行本 – 1996/4
深田 甫 (著)
出版社: 白水社 (1996/04)
言語: 日本語
ISBN-10: 4560004641
ISBN-13: 978-4560004647
発売日: 1996/04
最初の方に、翻訳についてのオリエンテーションというところに、翻訳家になる方法、翻訳のための参考書のリストが掲載されています。翻訳を目指す方は、是非一読いただければと思います。
2017年10月9日月曜日
日独に関する本「和文独訳のサスペンス―翻訳の考え方」
書物のタイトルにずばり「翻訳」と書かれている本!
日独に関する書物です。日本では、この手の書物は希少と言えると思います。
和文独訳のサスペンス―翻訳の考え方
田中 敏 (著), ヴォルフガング・E. シュレヒト (著)
日独に関する書物です。日本では、この手の書物は希少と言えると思います。
和文独訳のサスペンス―翻訳の考え方
田中 敏 (著), ヴォルフガング・E. シュレヒト (著)
- 出版社: 白水社 (1991/4/1)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4560004471
- ISBN-13: 978-4560004470
日本人がまず日独翻訳をしてみて、それをドイツ語のネイティブが修正案を提案するという形式で進められます。随分前に購入しましたが、アマゾンさんでも今となればなかなか入出しずらいようです。
200ページ近くある(正確には、199ページ)書物です。じっくり取り組みたいものです。ちなみに科学技術文は出てきません。一般的なテキストが主に出てきます。
ちなみに「和文仏訳のサスペンス―翻訳の考え方」という本も同じ出版社である白水社さんから発売されています。昔購入した記憶がありますが、恐らく、倉庫に眠っていると思います・・・。
2017年10月8日日曜日
基礎の独日翻訳に関する本「ドイツ語おもしろ翻訳教室」
ドイツ語の翻訳に関する書物は、少ないですが、これも翻訳に関する本です。こちらは、独日です。
ドイツ語おもしろ翻訳教室
太田 達也 (著)
NHKの語学放送のテキストの巻末に掲載されていた記事をまとめた本のようです。翻訳の基礎が学べます。逆に英語の翻訳に関して、これほど簡単に説明している本はないのではないかと思ってしまいます。
数年前ですが、ある翻訳講座で生徒さんから翻訳に関する本を紹介してほしいと質問され、僕はこの本を紹介しました。残念ながら英語のクラスでしたが・・・。
ドイツ語おもしろ翻訳教室
太田 達也 (著)
NHKの語学放送のテキストの巻末に掲載されていた記事をまとめた本のようです。翻訳の基礎が学べます。逆に英語の翻訳に関して、これほど簡単に説明している本はないのではないかと思ってしまいます。
- 出版社: 日本放送出版協会 (2007/03)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4140350741
- ISBN-13: 978-4140350744
- 発売日: 2007/03
数年前ですが、ある翻訳講座で生徒さんから翻訳に関する本を紹介してほしいと質問され、僕はこの本を紹介しました。残念ながら英語のクラスでしたが・・・。
2017年10月6日金曜日
ドイツ語の特許翻訳に関する本「Translator Self-training German Patents Edition: A Practical Course in Technical Translation (Translators Self-Training)」
英語と違って、ドイツ語の特許翻訳に関する書物は手に入りません。その中でも僕が以前参考にした本を紹介します。
Translator Self-training German Patents Edition: A Practical Course in Technical Translation (Translators Self-Training)
英語で説明されていますが、ドイツ語の特許翻訳に関する書物は、これが唯一ではないでしょうか?
同出版社さんから日英の特許翻訳のワークブックも発売されています。こちらも英語で説明されています。日本でも多数の特許翻訳に関する書物は発売されています(
Translator Self-training Japanese Patents: A Practical Course in Technical Translation (Translators Self-Training)
)が、ネイティブの目から見た解説というか、そもそもこの書物は、英語圏の翻訳者向けに書かれていいるので日本で発売されている書物とちょっとだけ見方が違うような気がします。このブログは、ドイツ語に関することを書き込みたいので、これぐらいにします。
Translator Self-training German Patents Edition: A Practical Course in Technical Translation (Translators Self-Training)
- 出版社: Shengold Books; Pap/Com版 (2005/9/30)
- 言語: 英語
- ISBN-10: 088400306X
- ISBN-13: 978-0884003069
- 発売日: 2005/9/30
Translator Self-training Japanese Patents: A Practical Course in Technical Translation (Translators Self-Training)
)が、ネイティブの目から見た解説というか、そもそもこの書物は、英語圏の翻訳者向けに書かれていいるので日本で発売されている書物とちょっとだけ見方が違うような気がします。このブログは、ドイツ語に関することを書き込みたいので、これぐらいにします。
ドイツ語の翻訳に関する書物は、特許に限らず、他の一般ビジネスであってもあまり書物がありません。ドイツ語と日本語との言語ペアの需要のなさの現れでしょう。
このブログでは、ドイツ語の特許翻訳に関しても情報を書いていきたいと思っています。
2017年9月29日金曜日
Lebenslauf von Dr. Ueno und Zusammenfassung seines Kurzvortrags beim Honyaku Festival (Deutsche Übersetzung)
Dr.
Ueno, unser firmeninterner Patentübersetzer für Deutsch-Japanisch,
wird beim Honyaku Festival am 29. November einen Vortrag halten.
Kurzvortrag: Sprechen wir über
deutsche Patentübersetzungen |
Dr.
Tetsuya Ueno Firmeninterner Deutsch-Japanisch Übersetzer Profil Doktorat (Naturwissenschaften) in Organischer Chemie an der Tohoku Universität. Zweijähriger Forschungsaufenthalt an der Universität Marburg (Pharmazie). Rücckkehr nach Japan und Arbeit in Teilzeit als universitärer Forscher. Ab November 2004 Arbeit bei einem chemisch-pharmazeutischem Entwicklungsunternehmen als Forscher für organische Synthese, daneben Teilzeitarbeit als Übersetzer für Englisch und Deutsch. Erfahrung als Übersetzer und Korrekturleser u.a. für Patenten und wissenschaftliche Texte in den Bereichen Chemie, Biologie, Kraftfahrzeuge, medizinische Apparate, sowie Bildung, Militär und Mietverträge. Nach Aufgabe der Forschungstätigkeit aufgrund von Umstrukturierung, Start als freiberuflicher Übersetzer im August 2016. Seit September 2017 firmeninterner Übersetzer und Korrekturleser (Deutsch) bei MK Translation Firm. |
Zusammenfassung Deutschland erlangt seit Jahren Aufmerksamkeit durch viele Firmen in Spitzentechnologiefeldern wie Automobilentwicklung, Maschinenbau, medizinische Apparate, Chemie, Pharmaka, Umwelt und erneuerbare Energien, sowie der Förderung von Industrie 4.0 und Elektroautos. In letzter Zeit wird Englisch bei der Anmeldung von PCT-Patenten immer gebräuchlicher, selbst in deutschen Unternehmen. Trotzdem werden weiterhin Patente in deutscher Sprache angemeldet und man kann vermuten, dass die Nachfrage für deutsch-japanische Patentübersetzungen in bestimmtem Ausmaß erhalten bleibt. Durch direkte Übersetzung vom Deutschen ins Japanische (anstelle von vorheriger Übersetzung ins Englische) kann das Risiko von Übersetzungsfehlern minimiert werden. Außerdem kann ein höherer Einheitspreis gesetzt werden. Allerdings ist es schwierig, Deutschübersetzer mit naturwissenschaftlichem Hintergrund zu finden, die den Inhalt von Patentschriften verstehen. In dem Vortrag wird der aktuelle Fachkräftemangel anhand von konkreten Beispielen bei der Wahl von Fachbegriffen erklärt. Um das Interesse, vor allem von Englischübersetzern, an deutschen Patentübersetzungen anzuregen, werden zusätzlich einige Eigenheiten der deutschen Sprache anhand von Beispielen aus Patentschriften erklärt. Schließlich werden auch auf dem Markt befindliche Deutsch-Japanisch-Wörterbücher verglichen. |
Zielgruppe Übersetzer Studierende der Übersetzungswissenschaften Mitarbeiter von Übersetzungsfirmen |
2017年9月25日月曜日
English translation of Dr Ueno's profile and summary of Mini-lecture at Honyaku Festival
Our in-house German patent translator, Dr. Ueno, will be making a presentation at the Honyaku Festival taking place on November 29.
(Mini-lecture) Let's Start German Patent Translation |
Dr Tetsuya Ueno In-house German-to-Japanese translator [Profile] Doctorate (Science) in Organic Chemistry at Tohoku University Graduate School. Studied abroad at Marburg University (Pharmacology) for two years. After returning to Japan and working part-time as a university researcher, started working at a chemical and pharmaceutical development company as an organic synthesis researcher in November 2004, while doing English and German translations as a side job. Experience, including as a checker, includes patents and scientific articles in the fields of chemistry, biology, automotive, medical device, as well as education, military, and rental agreements. With the retirement due to business restructuring, became an independent translation specialist in August 2016. Currently working as an in-house translator and checker (German) at MK Translation Firm from September 2017. |
[Summary] Germany has been attracting attention, with many companies contributing in high technology fields such as automotive, machinery, medical device, chemical, pharmaceutical, environmental, and alternative energy, as well as the shift to Industry 4.0 and electric cars. In recent years, the use of English is becoming popular for the PCT patent application, even in German companies. However, German applications are still continuing, and the demand for German to Japanese patent translations is expected to remain at a certain percentage. By directly translating from German to Japanese instead of English first, the translation overlap can be avoided and it is also beneficial in terms of setting the unit price higher. However, it is difficult to secure a German patent translator with a scientific background who can understand the patent contents. The current state of translator shortage will be described, with specific examples of term selection. In addition, to encourage, especially English translators, to step into German patent translation, some features of German language will be described by using examples from patent descriptions. In addition, comparisons between commercial German to Japanese dictionaries will be made. |
[Target] Translators People studying translation Practitioners at translation companies |
独日/日独の機械翻訳
名古屋で開催されていた機械翻訳サミットに参加しました。そこで聞いて来た話です。
独日/日独の特許機械翻訳に関しては、コーパスを所有している人(組織)はないだろうとのことです。自分達で作るしかないようです。機械翻訳エンジンの会社の社長さんとお話しいたしましたが、一般的な分野のコーパスと、自社で蓄積したTMのデータとを組合せて、それをベースとして、その後、自社でコツコツとコーパスを増やしていくという方法があるみたいです。費用もかかりますが、現在ではこれしか方法がないみたいです。すぐお金を出せるわけではないので、補助金みたいなのは探してみようかと思います。
我々が社内で日独のニューラル機械翻訳を試してみたのですが、日独なのにターゲットに英単語が現れました。これは、恐らく、日>英>独の順番で機械翻訳が動作した結果だと思っています。
ドイツ語と日本語とに関しては、機械翻訳でさっと処理できる日が到来するのはまだまだだと思われます。
独日/日独の特許機械翻訳に関しては、コーパスを所有している人(組織)はないだろうとのことです。自分達で作るしかないようです。機械翻訳エンジンの会社の社長さんとお話しいたしましたが、一般的な分野のコーパスと、自社で蓄積したTMのデータとを組合せて、それをベースとして、その後、自社でコツコツとコーパスを増やしていくという方法があるみたいです。費用もかかりますが、現在ではこれしか方法がないみたいです。すぐお金を出せるわけではないので、補助金みたいなのは探してみようかと思います。
我々が社内で日独のニューラル機械翻訳を試してみたのですが、日独なのにターゲットに英単語が現れました。これは、恐らく、日>英>独の順番で機械翻訳が動作した結果だと思っています。
ドイツ語と日本語とに関しては、機械翻訳でさっと処理できる日が到来するのはまだまだだと思われます。
2017年9月24日日曜日
Präsentation beim 27. Übersetzungsfestival der JTF in Tokio
Unser
Mitarbeiter (Hr. Ueno) wurde für die „Mini-Vortragsreihe“ beim
diesjährigen Übersetzungsfestival ausgewählt! Die
Mini-Vortragsreihe wurde dieses Jahr als neues Konzept eingeführt.
Dabei werden 10-minütige Vorträge zum Thema Übersetzen gehalten.
Bei
seinem Vortrag will unser Kollege Ueno über seine Spezialdisziplin,
Deutsch-Japanisch-Übersetzungen, sprechen. Sobald Einzelheiten zum
Vortragsthema entschieden sind, werden wir sie auf diesem Blog
bekanntgeben.
第27回JTF翻訳祭のミニ講演会で話します
2017年9月15日金曜日
Deutsche Fachbegriffe: 1) „mit Masse verbinden“
Als Anbieter deutsch-japanischer/japanisch-deutscher Patentübersetzungen haben wir beschlossen, Fachbegriffe und für Patente spezifische Ausdrücke auf diesem Blog vorzustellen.
Diesmal wollen wir das Wort „Masse“ näher betrachten.
Während das Wort „Masse“ auch im Alltag häufig verwendet wird, ist die Verwendung dieses Begriffs in der Fachliteratur oft anders.
Hier ein Beispielsatz aus einem deutschen Patent:
„In der Schaltung sind ferner die Lichtschranken bzw. Schaltelemente 10, 11 und 12 dargestellt, welche einerseits mit einer Spannungsquelle U 3 und andererseits mit Masse verbunden sind.“ (DE3117235C2)
Im Alltag wird anstelle des Ausdrucks „mit Masse verbinden“, wohl das Wort „erden“ verwendet.
Während das Wort „Masse“ auch im Alltag häufig verwendet wird, ist die Verwendung dieses Begriffs in der Fachliteratur oft anders.
Hier ein Beispielsatz aus einem deutschen Patent:
„In der Schaltung sind ferner die Lichtschranken bzw. Schaltelemente 10, 11 und 12 dargestellt, welche einerseits mit einer Spannungsquelle U 3 und andererseits mit Masse verbunden sind.“ (DE3117235C2)
Im Alltag wird anstelle des Ausdrucks „mit Masse verbinden“, wohl das Wort „erden“ verwendet.
Beim Nachschlagen des Wortes „Masse“ in üblichen Deutsch-Wörterbüchern findet man Synonyme wie etwa „Material“, „Materie“, „Ansammlung“ oder „Vielzahl“. Durch diese ist nicht wirklich ersichtlich, dass der Ausdruck „mit Masse verbinden“ im Bereich der Elektronik verwendet wird.
Bei einer online-Suche des Begriffes „mit Masse verbinden“ finden sich schließlich fachspezifische Seiten, die den Begriff verwenden. Weiters finden sich unter den Einträgen des Online-Wörterbuchs Linguee in der Kombination Deutsch-Englisch auch folgende Einträge:
Masse f - ground n (electrical engeneering), earth n (electrical engeneering).
Als japanische Übersetzung für „mit Masse verbinden“ ergibt sich somit 「アースに接続する」.
Durch dieses Beispiel zeigt sich, dass selbst auf den ersten Blick einfache Begriffe in fachspezifischen Zusammenhängen unterschiedlichste Bedeutungen haben können und zusätzliche Zeit für die Recherche nötig wird. Bei selteneren Sprachkombinationen kann es weiterhin nötig sein, die Recherche über Englisch als Relaissprache zu gestalten.
2017年9月9日土曜日
ドイツ語部門のホームページを作ってみたところ
テストしてみましたが、お問い合わせからメールが送れません。メールアドレスが誤っているという警告メッセージが表示されます。原因を特定できません。
【追記】2017年9月9日、修正出来ました。設定を誤っていました。
50%できたら公開すればいいと最近読んだ本に書いてありましたので公開しました。公開しながら加筆していきます。
そのうちドメインも取得しようと思います。これからゆっくりドイツ語チームのホームページを充実させようと思います。
【追記】2017年9月9日、修正出来ました。設定を誤っていました。
50%できたら公開すればいいと最近読んだ本に書いてありましたので公開しました。公開しながら加筆していきます。
そのうちドメインも取得しようと思います。これからゆっくりドイツ語チームのホームページを充実させようと思います。
2017年9月5日火曜日
ドイツ語専門用語メモ:(1) Masse 「アース、接地」
当社のドイツ語部門からの情報発信の1つとして、一般的な独和辞典には出ていない専門用語や表現をご紹介します。
第1回は名詞 Masse です。
(1) Masse 女性名詞、複数形 Massen
[電気] アース、接地
(英語) earth, (US) ground
etwas mit Masse verbinden ~をアースに接続する (= erden)
例文:In der Schaltung sind ferner die Lichtschranken bzw. Schaltelemente 10, 11 und 12 dargestellt, welche einerseits mit einer Spannungsquelle U 3 und andererseits mit Masse verbunden sind. (DE3117235C2)
小学館独和大辞典第二版によると、Masse は元々、「形が定まらない、特に粘り気のある塊」を意味し、他には、「群衆」、物理では「質量」、法律では「相続財産 (= Erbmasse)」の意味もあります。
「Masseに接続する」とはどういう意味かわからず、DUDENのオンライン独英辞典およびLinguee の独英対訳で検索すると、Masse は earth(アメリカ英語では ground)と判明しました。
「アースに接続する」という動詞 erden もありますが、電気・通信系の特許では Masse を目にすることもあります。
このようにドイツ語和訳案件では、オンライン検索も含めて独英・独独辞典を多用するため、英語和訳よりも手間がかかりますが、その分、自分専用の辞書ができあがるような気がして楽しみでもあります。
第1回は名詞 Masse です。
(1) Masse 女性名詞、複数形 Massen
[電気] アース、接地
(英語) earth, (US) ground
etwas mit Masse verbinden ~をアースに接続する (= erden)
例文:In der Schaltung sind ferner die Lichtschranken bzw. Schaltelemente 10, 11 und 12 dargestellt, welche einerseits mit einer Spannungsquelle U 3 und andererseits mit Masse verbunden sind. (DE3117235C2)
小学館独和大辞典第二版によると、Masse は元々、「形が定まらない、特に粘り気のある塊」を意味し、他には、「群衆」、物理では「質量」、法律では「相続財産 (= Erbmasse)」の意味もあります。
「Masseに接続する」とはどういう意味かわからず、DUDENのオンライン独英辞典およびLinguee の独英対訳で検索すると、Masse は earth(アメリカ英語では ground)と判明しました。
「アースに接続する」という動詞 erden もありますが、電気・通信系の特許では Masse を目にすることもあります。
このようにドイツ語和訳案件では、オンライン検索も含めて独英・独独辞典を多用するため、英語和訳よりも手間がかかりますが、その分、自分専用の辞書ができあがるような気がして楽しみでもあります。
2017年9月4日月曜日
2017年8月22日火曜日
知財翻訳検定(ドイツ語)始まる!
本日、知財翻訳協会さんのサイトをみたら、知財翻訳検定に新たにドイツ語と中国語とが加わったことを知りました。
今回は、ドイツ語から日本語のようです。今後、日本語からドイツ語への試験が加わるのかは現在は不明です(数ヶ月前に問い合わせたらひとまず独日から始めますとの回答だった)。
これまでは英語と日本語の試験しかなかったのでドイツ語や中国語が加わったのは大歓迎です。
級は設けられないようなので一般的な知識を問うような問題のようです。
今回は、ドイツ語から日本語のようです。今後、日本語からドイツ語への試験が加わるのかは現在は不明です(数ヶ月前に問い合わせたらひとまず独日から始めますとの回答だった)。
これまでは英語と日本語の試験しかなかったのでドイツ語や中国語が加わったのは大歓迎です。
級は設けられないようなので一般的な知識を問うような問題のようです。
2017年8月18日金曜日
今週のドイツ語勉強会(8月8日)
今日は、「話法の助動詞」でした。
ドイツ語では、nicht (英語でnot)が後半に現れるので、そのセンテンスが肯定なのか否定なのか最後に来るまで分からない。ちょっと日本語っぽいですね。
徐々に難しくなってきました・・・。
ドイツ語では、nicht (英語でnot)が後半に現れるので、そのセンテンスが肯定なのか否定なのか最後に来るまで分からない。ちょっと日本語っぽいですね。
徐々に難しくなってきました・・・。
2017年8月9日水曜日
2017年8月3日木曜日
毎週金曜日はドイツ語の基礎編を事務所で勉強している
毎週金曜日、30分だけですが、ネイティブのドイツ語翻訳者が講師役を務めて、社内ドイツ語勉強会の基礎編を開催している。ドイツ語の基礎を知ってる人にとっては物足りない内容かもしれないが、ドイツ語を初めて学ぶスタッフには結構たいへんみたいです。なにせ数ヶ月で大学1年生で学ぶ内容の半分ぐらいまで進みましたので(NHKのラジオドイツ語講座は6ヶ月ですが、我々もそれぐらいのペースで進んでいるかもしれません)。
テキストは、特許テキスト等を使用しているので、実用的だと思います。ですので「こんにちは」とか、「2週間ベルリンに滞在します」とかの旅行用のフレーズは全く学びません。
ドイツ語:
Eine Verbindung mit der Konzentration von 10 Mol/L (zehn Mol pro Liter) wird erhalten.
英語:
A compound having the concentration of 10 Mol/L (per) is obtained.
テキストは、特許テキスト等を使用しているので、実用的だと思います。ですので「こんにちは」とか、「2週間ベルリンに滞在します」とかの旅行用のフレーズは全く学びません。
ドイツ語:
Eine Verbindung mit der Konzentration von 10 Mol/L (zehn Mol pro Liter) wird erhalten.
英語:
A compound having the concentration of 10 Mol/L (per) is obtained.
日本語:
濃度10Mol/Lの化合物が得られる。
みたいなドイツ語を勉強しています。この週は、「受け身:wird + 過去分詞」を学びました。
みたいなドイツ語を勉強しています。この週は、「受け身:wird + 過去分詞」を学びました。
僕は、結構楽しんで参加しています。
2017年7月31日月曜日
ドイツ語部門を設立する予定です。
2017年9月1日からドイツ語部門を発足させる予定です。これまでは、ドイツ語から日本語への翻訳が主でした。これからは日本語からドイツ語へも翻訳を行う予定です。
ドイツ語の特許翻訳市場がそれほど大きくないことは知っています。特許翻訳会社の中で、日独/独日の両方を社内で翻訳できる翻訳会社もそれほど多くはありません。ライバルが少ない市場で戦うなら互角に勝負できるかもしれません。
少量ですがすでに独日のお仕事は受注しています。でもちゃんと部門を作ってコンスタントに受注できるようにしたいです。部門を設立する以上はしっかり頑張りたいです。
ドイツ語の特許翻訳市場がそれほど大きくないことは知っています。特許翻訳会社の中で、日独/独日の両方を社内で翻訳できる翻訳会社もそれほど多くはありません。ライバルが少ない市場で戦うなら互角に勝負できるかもしれません。
少量ですがすでに独日のお仕事は受注しています。でもちゃんと部門を作ってコンスタントに受注できるようにしたいです。部門を設立する以上はしっかり頑張りたいです。
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