2018年9月4日火曜日

ドイツ語専門用語メモ(4): Benzol (ベンゼン)

Benzol 中性名詞 2格語尾 -s / 複数形 Benzole は種類を表すときに用いる
[化学] ベンゼン (英語 benzene)

分子式C6H6の芳香族炭化水素。
IUPAC有機化合物命名法では、「ベンゼン(benzene)」のみ

以前は別名として「ベンゾール」も使われていましたが、現在は「粗製ベンゼン」(ベンゼンを主成分とする芳香族炭化水素混合物)を指します。

時代によって日本語表記が変わることもありますので、最新の情報の確認が必要です。
(例えば、(旧) β-カロチン -> (新) β-カロテン)

ほとんどの独和辞典で、「ベンゾール、ベンゼン」と併記しているためか、「ベンゾール」と和訳している特許文書を最近も目にします。

独和辞典が最新の情報を反映していない場合もありますので、念のために確認しましょう。

反応溶媒として、ベンゼンを使っている特許の例を示します。
キシレンもキシロールになっていますね。

ドイツ語オリジナル DE 10 2006 016 258 A1
請求項4 ... als Lösungsmittel ... Benzol, Toluol, Xylole ...

和訳 特開2016-41813
請求項4 …溶媒として、…ベンゾール、トルエン、キシロール

*ご質問等は、コメント欄からどうぞ。

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