2019年10月15日火曜日

Naturkatastrophen in Japan und Österreich

Am 11.10.2019 hat der bereits neunzehnte Taifun dieses Jahres das japanische Festland erreicht. Nach dem besonders starken Taifun Jebi im Jahr 2018, durch den unter anderem der Flughafen Kansai lahmgelegt wurde, ist Osaka diese Saison noch weitgehend von den Auswirkungen diverser Taifune verschont geblieben. Anders ist die Situation in der Region Kanto rund um Tokio, die heuer schon mehrmals von stärkeren Taifunen und Unwettern getroffen wurde.
Der Hauptsitz unserer Firma ist zwar in Osaka, aber einer meiner Arbeitskollegen wohnt in Yokohama, in der Nähe von Tokio. Er hat in einem Blogeintrag von seinen Erfahrungen während dieses Taifuns berichtet.

Für mich persönlich sind Taifune eine der vielen neuen Erfahrungen hier in Japan gewesen. Überhaupt hatte ich vor meiner Zeit in Japan faktisch keine Erfahrung mit Naturkatastrophen, denn in Österreich hatte ich außer stärkeren Regenfällen keine extremen Wetterphänomene erlebt. Generell gibt es in Japan sicher mehr Naturkatastrophen als in Österreich. Außerdem kommen zu den in Österreich ebenfalls möglichen Überschwemmungen, Hitzewellen und Lawinenabgängen, in Japan auch noch Tsunamis, starke Erdbeben, Vulkanausbrüche und Taifune hinzu. Somit könnte man sich in Österreich nahezu sicher vor Naturgefahren wähnen. Trotzdem sollte man auf der Hut sein, denn auch in Österreich nimmt, unter anderem aufgrund der Erderwärmung, die Zahl der Naturkatastrophen stetig zu.

Zur Zunahme von Naturkatastrophen in Österreich:

2019年10月11日金曜日

台風19号:横浜在住社員の対応

日本は面積の割に、地震・台風・火山などの自然災害の発生が多く、会社の事業活動が停止するリスクがあります。

リスク低減のために複数の事業拠点を有して、災害に遭わなかった拠点が動き続けるという、事業継続性の確保が求められています。

弊社では、HPに記載の大阪本社と梅田オフィスの他に、首都圏にも拠点があります。

ただし、まだ事務所を借りていないため、ドイツ語翻訳者の上野が、横浜市戸塚区の自宅で在宅勤務をしています。
事業継続性の確保だけではなく、首都圏で開催される翻訳関連イベントへの参加なども目的です。

9月の台風15号では、横浜市戸塚区の拠点では瞬間停電があったのみで被害はなく、業務が中断することはありませんでした。
ただし今週末に直撃が予想される台風19号は心配です。

10月10日以降の対応などについて、時系列で、随時更新しながら報告します。

10月10日
 台風情報を確認しながら仕事。
 屋外の自転車を自転車置き場の柵にワイヤー固定した。
 防災袋を確認して、追加で購入する物品を確認した。

10月11日
 台風情報を確認しながら仕事。
 朝からにわか雨。戸塚消防署の雨量計では12時までで0.5 mmと少量。
 13:25 急に雨が強く降り出し、風も強くなってきた。雨戸を閉めた。
     13時からの1時間雨量は7.0 mm。

 14:30 紀伊国屋書店から12日は休店するという電話連絡。13日は未定のため、定期購読している「英語教育」の受け取りは14日以降にしてほしいとのこと。翻訳に使う書籍は注文していないので来週にしよう。

 16:00 15時以降は雨は降っていない。今日は19時から日独協会のドイツ語特許翻訳講座がある。中止の連絡が来ていないので、参加することにした。移動の準備。

 17:00 日独協会へ移動。移動中に天候悪化の場合は再検討する。

 19:00 東京は小雨。
     ドイツ語特許翻訳講座は予定通りに開始。訳し方や訳語の検討で盛り上がる。
     動詞 verlegen の意味の解釈で2通りの可能性があり、宿題となる。

 21:42 東京駅から東海道線に乗る。込み具合は、いつもの週末の半分以下。

 22:30 戸塚駅。雨が強くなったのは5分程度。風もない。
     コンビニでパンとサラダなどを購入して帰宅。明日に備える。

10月12日
 06:30 雨が強くなり、音で目覚める。
     6時からの1時間雨量は 24.0 mm。11日17時からの累計は 65.0 mm。
     飲料水をポットと鍋に貯め、生活用水をバスタブに貯めた。

 12:37 緊急速報メールがスマートフォンに届く。横浜市戸塚区の一部に避難勧告。
     自宅がある地域は対象外だが、柏尾川の水位情報を確認すると平常値。

 18:22 地震で揺れたが異常なし。

 20:15 累積雨量が200 mm を既に超えた。14時以降の1時間雨量は10 mm 未満。
     雨の心配はしなくてもよさそうだが、風速が 20 m/s 前後と強くなった。
     雨戸は耐えている。

 22:45 雨も風もやんだ。

10月13日
 06:10 快晴、無風。インフラは無傷。ネット回線も通じていることを確認。
     消防車のサイレンが聞こえるが、周囲の被害状況は不明。
     柏尾川沿いの遊歩道で桜の枝が一部折れていた。案内看板の損傷など軽微。

 07:50 10時頃までに渋谷に行く必要があり、戸塚駅から横浜市営地下鉄に乗る。
     新横浜から新幹線で品川に移動して、バスかタクシーで渋谷に行こうとした。
     横浜駅直前で東急東横線の運転再開を知り、急いで降りて乗り換えた。
     線路内の飛来物除去作業で数分遅れたものの、予定より早く渋谷着。

 18:00 帰宅後、社長からチャットメッセージが入っていたことに気づく。返信。
     今後は、被害があった場合を想定して、移動作業場所の候補を探す予定。



 

       

2019年ノーベル化学賞リチウムイオン電池

2019年ノーベル化学賞は、リチウムイオン電池(LIB: Lithium Ion Battery、
独: Litihium-Ionen-Batterie)の開発に対して3名の研究者に贈られました。

受賞者は、ジョン・グッドイナフ教授(John B. Goodenough)、スタンリー・ウィッティンガム教授(M. Stanley Whittingham)、吉野彰博士(Akira Yoshino)です。

ノーベル財団のプレスリリース(英語)は次のリンクから。
https://www.nobelprize.org/prizes/chemistry/2019/press-release/

ここ数年、自動車関連の特許出願でも、リチウムイオン電池に使われる材料などを扱うものが増えています。
再生可能エネルギー利用社会の実現のために重要な技術であり、今後は特許翻訳の機会も増えることでしょう。

受賞者3名の受賞理由を並べると、リチウムイオン電池開発の過程がわかります。
日本の報道では吉野博士の業績紹介に偏っているため、海外の報道を確認した方がよいでしょう(情報収集のために、外国語の勉強は必要ですね)。

ウィッティンガム教授が、負極活物質に金属リチウム、正極活物質に硫化チタンを用いたリチウムイオン電池のプロトタイプを報告しましたが、実用的ではありませんでした。

グッドイナフ教授が、適切な正極活物質として酸化コバルトを発見しました。

その後、吉野博士が負極活物質にカーボン材料を採用して、充電可能なリチウムイオン電池を実用化しました。

吉野博士のリチウムイオン電池の構造について、ノーベル財団のサイトからイラストを引用して示します(© Johan Jarnestad/The Royal Swedish Academy of Sciences)。


このイラストでは、放電時のリチウムイオンと電子の動きを示しており、充電時は逆になります。
充電時には、正極活物質の LiCoO2 からリチウムイオンが脱離して、負極活物質のカーボン材料にインターカレーションされて、吸蔵されます。
放電時には、リチウムイオンが負極から正極に移動し、電流が流れます。

吉野博士ら(旭化成工業株式会社)の特許出願は1987年です(特開昭62-90863)。
特許翻訳の仕事では、実際に製品が市販される前に、最新技術に触れることになります。
語学の知識に加えて、最新技術の動向を把握することも、特許翻訳者には必要になります。